1 大腸がん予防
毒素産生型フラジリス菌(ETBF菌)は大腸がんのリスク因子となっている可能性が考えられています。そこでこの菌を保有する32名に、ビフィズス菌BB536含有ヨーグルトまたは牛乳を8週間摂取してもらい、糞便中の毒素産生型フラジリス菌数(ETBF菌)を測定しました。すると、摂取前には糞便1gあたり平均1,000万程度の毒素産生型フラジリス菌(ETBF菌)が検出されましたが、BB536含有ヨーグルト摂取群では100万程度まで菌数が減少しました。
2 発がん予防
ラットに発がん物質を58週間投与してがんの発生率を調べました。餌の中にビフィズス菌BB536を混ぜて投与した群では、各臓器におけるがんの発生が大幅に低下しました。